豆腐など日頃のイソフラボン摂取が睡眠時間と睡眠の質を改善する?東北大学が報告

イソフラボンは睡眠の質を改善する可能性があるとする研究結果を、東北大学の研究グループがNutrition Journalに掲載しています。

今回の研究は、1076人(内、男性827人)の下は20から上は78歳までの対象者にアンケート調査を実施し、1日あたりに食べる納豆・豆腐・厚揚げなどから計算したイソフラボン摂取量と睡眠状況を収集しています。

「イソフラボン」が睡眠時間と睡眠の質を良くする?

研究グループは収集したデータからイソフラボン摂取量に応じた4つのグループに分類し、睡眠時間と睡眠クオリティ(睡眠の質)を比較検証しました。すると、適正な睡眠時間だとされる1日7~8時間の睡眠時間を確保できている人は全体の13.3%であり、質の良い睡眠を取れている人は56.2%であることが割り出されています。

イソブラボン摂取量が多いと適正な睡眠の質と睡眠時間を確保できる?

この研究結果は、日頃のイソフラボン摂取量が最も少なかったグループと比べ、そうではない他3つのグループに分類された人々の方が睡眠の時間、睡眠の質ともに良い結果を示すことも明らかになります。

この結果は年齢や性別、BMI(肥満度指数)の他、カフェイン摂取量・喫煙量・飲酒量・運動量などの要因に配慮したものとなっており、論文内では次のようにまとめられています。

「研究にて日頃のイソフラボン摂取量と睡眠には関連性があることを示すことができました。1日あたりのイソブラボン摂取量が多いと適正な睡眠の質と睡眠時間を確保することに役立つ可能性があります。」

過去の研究では、イソフラボンは睡眠障害を改善する効果も確認済み

過去にも「イソフラボンと睡眠の関連性」に関する研究がおこなわれており、この結果でも「イソフラボンは睡眠障害を改善する」とする報告がなされています。しかし、留意点として「イソフラボンと睡眠の関連性」に関するデータはまだ少ないことを指摘されています。

イソフラボンは体内にて女性ホルモンであるエストロゲンと同じような作用を示すことが確認されているも、閉経前の若い女性などでも、イソフラボンが睡眠クオリティを良くする効果を期待できるかなどは不鮮明であり、今後も更なる研究が必要だと示唆されています。

Reference:Relationship between daily isoflavone intake and sleep in Japanese adults: a cross-sectional study(Nutrition Journal)