健康的な「座って過ごす時間」は1日4時間未満、それ以上は不健康の要因に?

毎日の生活の中で長時間、同じ姿勢で居続けてしまうことは健康にとってデメリットです。同時に、1日の歩数の多さは健康を促進することなども知られています。

過去、米国・カンザス州立大学の研究グループが主導した研究では、「健康に害を与えない1日の座る時間」に関する研究報告が存在します。

「座って過ごす時間が4時間未満」であれば、健康的な要因になる

同大学の研究グループは主導した研究にて、男性6万3000人以上(45〜64歳)の被験者を対象に、1日の座っている時間の長さを聞き取り、4つのグループに分類しました。

グループは「座っている時間が4時間未満」から「4〜6時間のグループ」「6~8時間のグループ」「8時間以上座るグループ」であり、研究者たちはこの分類した4つのグループの「運動量」、そして「病歴」などの健康情報を収集し、比較・検討しました。

この結果、座っている時間が4時間未満 “ 以外 ” のグループの被験者たちは、がんや慢性病リスクが高い傾向にあることが判明します。さらに、座っている時間が長いほど、がんや糖尿病・慢性病などのリスク増大につながっていることが判明します。

座っている時間が長いことは、それだけ「身体活動がない」という不健康な状態に

この結果はBMI(ボディマス指数)のほか、年齢、収入、学歴などの要因にも関わりの無いものとなっています。研究者たちはこの結果をもとに「1日あたり4時間未満の座っている時間が健康的要素である」ことを指摘。次のように述べているのです。

「運動不足や運動の有無にかかわらず、1日中、座っている時間が長いこと自体が健康問題となります。座っている時間が長いということは運動・身体活動が少ないことであると言いなおせる事なのです。」

なお、これまでの「座っている時間と健康」に関する複数の研究では、座り続けることが問題であり、1時間に数分、体操をおこなうなどし体を動かすことで、この健康リスク低下を予防できることなどが分かっています。

◆Reference:Active lifestyles related to excellent self-rated health and quality of life: cross sectional findings from 194,545 participants in The 45 and Up Study(BMC)、Image Credit:Desk Worker / Wikimedia